CDAの業務内容 CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)は、職能開発に関するカウンセリングスキル、すなわちキャリアカウンセラーとしての能力を認定する資格です。2000年より資格認定が始まった比較的新しい資格で、アメリカのキャリア開発協会NCDA(National Career Development Association)が作ったカリキュラムを基礎とし、さらに日本の国内事情にあわせてアレンジしたものとなっています。 そのNCDAは、「CDAが習得すべき12の能力」を定めています。 1.支援するスキル 2.固有なニーズを持つ人々への対応スキル 3.倫理的・法律的問題 4.指導と学習 5.キャリア・デベロップメントのモデル 6.アセスメント(評価) 7.テクノロジー 8.労働市場情報および資源(リソース) 9.求職活動のスキル 10.トレーニング 11.プログラムの管理と実施 12.普及とPR活動 これらのスキルを駆使し、キャリアカウンセラーは企業内の人事関係、人材派遣関係企業、ハローワーク、各種行政機関、さらには学校など様々な場所で活躍します。 |
資格内容
難易度 合格率 |
合格率は7割前後。普通の難易度です。 |
将来性 収入 |
転職希望者やニートと呼ばれる人の増加など、雇用環境の変化に伴いCDAの活躍の場と需要は広がりつつあります。様々な種類のカウンセラーが存在する中で、キャリアカウンセラーの将来性は高い部類に入るといえるでしょう。 収入は勤務形態によって大きく異なるので一概には言えません。 |
独立可能性 転職有利度 |
CDA養成講座には通信講座もあり、資格は取得しやすく転職にも活用度は高いといえます。さらにこの資格の場合、自らの転職体験そのものがキャリアカウンセリングにおいて役立ちます。 独立については、もちろんカウンセリングの事務所を立ち上げるという方法もありますが容易なことではありません。しかし人材派遣などの会社を立ち上げる際、この資格の知識は確実に役に立ちます。この資格で独立するというより、独立のためにどのようにこの資格を用いるかを考えることが鍵となるでしょう。 |
資格概要
受験資格 |
■1次試験 ・短期大学・専門学校卒業以上+3年以上の職業経験 ・5年以上の職業経験 ・CDAカリキュラム(養成講座)修了 ・協会がCDAカリキュラム修了相当と認めた者 ■2次試験 ・1次試験合格者(合格発表日から2年以内。ただし第19回以前の1次合格者は5年以内) |
試験日程 | 1次、2次ともに年3回程度 |
試験内容 |
■1次試験…筆記、90分。CDAが習得すべき12の能力についての基礎知識が問われる。 ・四肢択一式 : 50問 ・記述式 : 2問 ・論述式 : 1問 ■2次試験…実技、60分。面接とロールプレイング方式。 |
受験地域 | 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、金沢 |
ホームページ |
JCDA(日本キャリア開発協会 |
受験申込み 問い合わせ |
日本キャリア開発協会 〒000-1107 東京都 台東区上野公園18-7 TEL 03-5815-8972 |